Thanks to * Tomoya Nishitani & Shota Arakawa & My Family *

ちょうど去年の今頃、ソフトを手に入れてホームページという未知なるものを作りはじめました。

例によって友人から早く作った方がイイよ。と言われ続けてモチベーションもないまま「そうだね」とナマ返事ばかりくり返してた。

友達の協力と説得がなければ、たぶん一生作る事はなかったと思う。そういった意味でも友達にはホント感謝というか1人でがんばったって出来ない事

だらけなんだなぁと思い知らされます。でもサイトを立ち上げて9ヶ月経った今でも実はよくわかってない・・・このままではいけない。とは思わないし

このままでいい。とも思わない。なんともあやふやな感じ・・・向こう側がよく見えないし、素直な意見もなかなか聞けるもんではない。逆に言うと素直

意見などなかなか言えるもんでもない。どうしても当たり障りのない褒め言葉になってしまうから・・更にいうと素直な意見を聞けたからといって、

どうなるもんでもない。それでも幻想が入りやすいネット上の中で、なるべくひいた目線で続けられたらいいなあとは思ってます。その幻想が楽しいんだ

よ。という人が多いんだとは思いますが・・・五感を使ってコミュニケーションするのが目の前の相手との直接的なコンタクトだとするとWEB上のコンタ

クトは味覚、臭覚、触覚を除いた視覚、聴覚の世界だと思うんです。最近感じるのはその視覚、聴覚の世界でWEBというのは場所と時間を手に入れたんだ

と思うんです。単純に動画で映像を作れば、たとえ10秒でもストーリーが生まれる。曲もそうですし、日記やテキストなども生活の経過が見れるし、

人によっては生きざまや演出された架空の世界を見る事が出来る。知名度が高いからおもしろいとは限らない。個人で特に何かを目指していなくても

おもしろいものはあるし。そういう可能性みたいなものは感じるけど、情報が多過ぎるとか同じようなものが多いとかっていう事もある。

味覚とかは再現出来るようになるとおもしろい。食べ物やさんなどはイイ。お客が増えるかもしれない。定職につかずにお店のサイトの試食を食べつな

いで生活する奴とか出てきそうだ。あっ・・オレかも・・・臭覚なんかは、おなら専門サイトとか出来そうだな。・・楽しくないだろうなぁ・・・

ところで、最近暑い日が続いていますが・・夏ですからしょうがないです。39度という日もありましたが、ここはひとつ猛暑というのを受け入れて

しまって40度でもイイ〜んです。このフリートークを書いた今から50度までは受け入れる事にしてみます。マインドコントロールってやつです。

たぶん今夜から快適な夏の生活が待っているんでしょう。テーマは「WEBは五感を超えるのか」・・・気分は晩秋。幻想は描けるか・・・

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アジアカップ決勝トーナメント1回戦/日本vsヨルダン。スゴイゲームでした。延長の末1-1でPK戦へ。何度も、あっもうだめかも・・・というシーンが

あった。でもキーパーの川口は神がかってた。相手がPKを蹴る前に川口のアップが映し出されるんだけど、オーラというか気というか・・集中してる

彼の顔がぶれていた! 単にピントがずれただけなんだろうけど、あたかもカメラに彼の気が映し出されてるかのような錯角をおこさせた。ヨルダンは

手強いイイチームだった。EUROの時もああいう感じの好試合が多かったけど、やはり自国代表だと感動したりする・・身内の思い入れ。血縁幻想か!

つい最近友達のワンマンライブがあったんだけど、彼等のライブで初めてドラマーの叩いている姿がナマで1度も見れなかった。それくらいお客が

入って満員御礼だったと言う事です。3年前くらいから見続けてるんだけど、最初はガラガラで前の方に行くのが恥ずかしい感じだった。この日は満員

電車状態で前に行きたくても行けない感じ。演奏もレベルアップしてる。感慨深かった。ひとりで後ろの方でニヤニヤしながら聴いていた。(無気味な

おっさん)。これまた、身内の思い入れか?・・・でもね、共同幻想や身内の思い入れは継続する事によって生まれてしまうもんなんだと思います。

たとえ血の繋がった親子でも1度もいっしょに生活しなければ共同幻想は生まれない。かつて日本のサッカーがもっと弱かった頃からズ〜ッと見続けて

きてジーコジャパンや川口も良い時、不運な時も含めてがんばってやめなかったし、オレもやめないで見てきた。友達のバンドもいろいろあったし、

モチベーションがなくなって解散?という時期もあった。続けるって事が一番むずかしい事だからこそ、結果に結びついた時何かを感じるんだろうと思う。

ただ、物を創る人間はそれでも一歩ひいたとこで見る、感じる感覚を持ってないと自己満足、うちわ受けのものしか創れなくなる。これは大事。

思い入れだけになってしまうと世の中、快か不快、好きか嫌いか、味方か敵かみたいな二元論的な生き方になってしまいがちだ。そうなると不快なもの

の方が圧倒的にまわりに多いはずだから(マイナーな個人の集まりが共同の幻想を持つ事によってメジャーにつながっていく)たいへん・・

だから出会って、知り合っていくというのが必要なんだろうね。イイ意味で自分の殻を壊す。相手の既成概念を壊す。スタイルは変えずに新しいものに

出会っていく。これはポリシーでもこだわりでもなく、ある時期そうしなかった事で自分が煮詰まって追い込まれた経験があるからだと思う。

イヤな目に合う事も多いけど、最近は自分の好みは好みとして違う考えの人とも付き合えるようになってきた。やっと中学生レベルといったとこか。

もうひとつの友達のライブはNRBQの35周年を記念したトリビュートCDアルバムを日本のアーティストが作って、そのバンドのメンバーとして

参加してたもの。各バンド、とても良くて単純に音楽を楽しめた。当りはずれがあるとしたら、当り! プロ、アマ共にかなりよかったです。

それからタブレット遅ればせながら買いました。まだ慣れないので違和感がありますが絶対マスターするぞ! と、意気込みだけは・・・

今度エスポワールの店長と新作の為の打ち合わせをかねて、飲みに行きます。秋ぐらいにはお店に飾れるとイイな! と、意気込み。

ここで宣言してしまえば、やらざるをえないので・・ただ飲みたいだけだろって話もあるけど・・・いやいや、実は2ヶ月も前に額縁だけは

イイのを見つけて1個だけ用意してあるんだから。ホント。店長さんラブコールありがとう。アイデアはその時ゆっくりとご相談って事で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ただ飲みたいだけの男より・・・・・・・・・・・・・

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最近、うちの実家に家族が増えました。ミニチュア・シュナウザー男の子、3ヶ月とちょっと。名前は「ミル」。ドイツ犬の赤ちゃんです。

まだ僕が小さい頃、家には犬やら猫やら鶏やら何十匹と動物がいたらしい。なんとなく覚えてはいるんだけど・・外の物置きには蛇までいたらしい。

その蛇を僕のおじいちゃんが捕まえて蒲焼きにして食べちゃった。その後3日間くらい寝込んだそうです。バチがあたった。守神を食べちゃったから・・・

話しを戻しますが、たくさんいた動物との別れを体験した母親は「もう2度と生き物は飼わない」と宣言していました。小学生の頃、近所にサルを飼ってる

家があり、鎖でつながれたままいつもブロック塀の上に座っていました。それを一目見た時からサルが飼いたくてしょうがなくなり母親にねだったんだけど

もちろん「だめ」でした。はっきり覚えてはいないけど、あんまりしつこかったからなのか子犬をどこからか貰って来て飼わせてもらった。名前は「ベス」

奥さんの実家も犬をたくさん飼ってきたけど、彼女は「もも」という名前の猫を飼っていて、鼻の下のほくろがとてもチャーミングでプライドの高い

きれいな猫でした。プロフィールの写真の中に彼女の(メスでした)写ってるところがあります。結婚した後、義弟のTちゃんが面倒を見てくれました。

話を戻しますが、そんな母親がなぜ子犬を飼っているのか? 僕の姉は結婚してから20年以上海外で暮していたんだけど、娘(姪)の高校入学をきっかけに

姉と姪だけ帰国して東京で暮しはじめました。しばらくの間は実家に住んでいて、その時飼っているヨークシャテリアの「チョコ」もいっしょに同居。

チョコは頭が良いしキチンと躾けられてる。家族としてもすぐに馴染めたし、きっとそんなチョコと暮してるうちに母親の気持も変化したのでしょう。

しかしミルはまだ子犬ということもあるけど・・もう・・じっとしてるってことがなくて、リビングを走り回る。テーブルとかに頭ボコボコぶつけながら

誰それかまわずじゃれまくる。ゴミでもティッシュでも出てるものはすぐ食べちゃうし・・ものすご〜・・やんちゃ坊主。こりゃ躾がたいへんだ。

でもやっぱ子犬はかわいい。父親も兄もミルに赤ちゃん言葉になってた。思わず子供達が幼かった頃を思い出した。

そんなミルと戯れつつアジアカップ決勝を実家で見ました。日本vs中国。完全アウェイでジーコジャパン3-1で優勝! ジーコと遭遇した時に微笑みながら

「ノープロブレム」って顔をしてたのは、やはりホントだったのか? いや、それこそ思い込みの幻想か・・どっちにしろ目標のW杯出場はこれから。

今大会、日本以外の試合をあまり見れなかったけど、見れた限りでは韓国、イラン、ヨルダンあたりが手強い。これにサウジアラビア、UAEなどが

加わってアジアの出場枠を争う事になるだろう。でもヨルダン、バーレーン、中国戦の3試合は楽しめた。勝ったし内容が面白かった事もあるけど

かつて日本が負けてくやしい思いをした時に相手チームがこういう試合をしてた気がする。いつもくやしくて、惜しくて何かが足りないと言われ続けて

見てる自分もいつも届かない、たぶん選手達もそう思い・・でもいつか必ず。そして、そのいつかが今になった瞬間だ。中国選手も現実を受け入れて

いつか必ずもっと強くなるだろう。そうやってアジアのレベルは上がっていく。それでも少しは近付いた気はするがヨーロッパのレベルも上がっている

のでなかなか追いつけない。歴史が違うんだから仕方が無い。まだまだ時間はかかるでしょう。でも長〜い先にいつか必ず。

話を戻しますが、母親は「人間の赤ちゃんより目が放せない」とぼやいてました。今、「サル飼いたいっ」てねだったら飼ってくれるかな? へへへ

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★ ミル ★
写メ ★ アミ

みなさまへ。残暑お見舞い申し上げます。来てくれてありがとうございます。

この前、豊島園の花火見ました。んで、写真はなぜか多摩川の花火です。

エッフェル塔、シャンゼリゼ通りの写真はお正月にパリの義兄から

届いたものです。寒そうでイイな。 RICOW/8*12*2004

夕食を食べながらオリンピックをなんとなくつけたままにしていたら息子が「ブーッ」と吹き出した。「どうした?」と聞いたら女子バレーをやっていて

審判の顔が・・日焼けしていたのだけど口のまわりだけ焼けてなくて、ちょうどシンプソンズのホーマーのような顔になっていた・・・ぷはっ

(もし、病気だとかだったらごめんなさい)不謹慎だけど、なぜかそういうとこばかりが気になったり、もしくはそういう場面ばかりを見てしまう一家だ。

外から見たら、うちだってどう見られてるかわかんないのにねえ。そんな息子が最近買い揃えてるのが「魁!!クロマティ高校」薦められて読んでみたら・・

これがおもしろい・・・ハマってま〜す。

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真夏の昼下がり。汗をかいたので自動販売機で何か飲もうと思って選んでいた。「ん〜」よし、冷た〜いミルクティ〜に決まり。「カチャッ」

押した瞬間に気がついた。「あったか〜い」やつ。「・・・・・・・」飲み心地は「ぬっる〜い」感じだった・・確かに「午後の紅茶」ではあったが・・

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オリンピックも終わり、夏休みも今日でおしまいですね。今年も長かったような短かったような、そんな夏休みでした。

ヨーロッパサッカーは、いよいよ開幕です。スペイン・リーガエスパニョーラ、ドイツ・ブンデスリーガなど始まりました。オーウェンのレアル入り

にはびっくりしたけど・・オフシーズンはEURO、アジアカップ、オリンピックと何かと大会が続いたのでオフという感じがしなかった。

8月最後の今日は台風一過で天気も良いけど暑さも戻った感じです。二日酔いという事もあるけど、なかなかしんどいですよ。しばらく涼しかったし

年齢的にってこともあるね。台風一過という言葉のイメージってどうしても「台風一家」で家族連れて移動してるジプシーみたいなもの。

「狐の嫁入り」っていうのもなんか絵が浮かんでくる。そういうのって挙げるとキリないけど、うちの奥さんは子供の頃「下呂温泉」って聞いて

「ゲーッ」って思ったらしいし、僕も兄が修学旅行で「中禅寺湖」へ行く時、「なんでそんな事故現場にわざわざ行かなきゃなんないんだ」って

思った。「中禅事故」。ま、いろいろですがその時はほんとにそう思ってた。という話しです。

台風の思い出もいろいろとありますが、Tシャツのメーカーに就職して確かそのオフィスが当時、ビルの8Fにあったんだけど地震のようなスゴイ衝撃が

突然おこりました。「ドーンッ」、デザイン部の部屋にいた僕ら4人は咄嗟的に何が起ったんだ?って感じで部屋を出て営業部の方に行きました。

営業部の方のオフィスはパニック映画状態でした。書類が風に舞い社内の人達がおろおろ、ドタバタ・・・ビル自体がゆらゆら動いている・・

雨も室内なのに降っていた。話しを聞いてみると、どうも在庫とか置いてある倉庫の部屋の南側の窓が台風の風圧?で割れたらしい・・・

Tシャツの在庫やら商品やら、濡れてしまうのですぐに運んでくれって話しになって僕も含めた男数人で倉庫に入った。

中は更にスゴイ事になっていて、窓の割れ目から風雨が直線的に飛んで来ていて目を開けてられないくらい・・奥まで走って入り商品とかまとめて

かかえて戻ろうとしたら、尖ったガラスの破片とかがビュンビュン飛んで来て、棚の裏に隠れてタイミングをみてドアまで走る。みたいな感じ。

ほんと、まるでパニック映画。一通り片付いて、やれやれとデザイン部に戻って4人とも無言で「ぞくっ」とする。

倉庫の北側にデザイン室があったんだけど、その倉庫とデザイン室の間の壁が倒れていて、僕のつくえを直撃し、つぶれていた・・・・

もし、あの時この部屋に残っていたらと思うと・・・まあ長い人生、もしあの時こうなってたら、今はない。という事はけっこうたくさんあります。

で、その日は早くお家へ帰りましょう。って事になり(交通機関も×)半日でおしまいで小学生のように帰宅しました。「台風一家」は怖い。

****************************************************************************   RICOW/8*31*2004

 

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